あくあゆ日記

浄土真宗の聞法をする一般人の日常

ズームを活用した聞法グループ

私が光雲先生に誘われて入った聞法グループの紹介をします。グループ名は「光雲な聞法グループ」です。

(現在は法人化にともない「アミダサンガ18」に変わりました。)

 

ズームというミーティング用のソフトを使って行なう月2回のご法話会が活動のメインになります。スマートフォンタブレット、またはパソコンがあれば参加することが出来ます。

 

インターネットの環境さえあればどこでもできるので、先生方は当時はブラジルから、メンバーは日本各地にとどまらず現在はブラジルやアメリカからも参加しています。

 

当初は前半が光雲先生のご法話、後半が座談会という形式でしたが、当日ご法話を聞いていきなり質問してくださいといっても、なかなか質問が出てこないので、ご法話会の1週間ほど前にご法話の動画を送り、掲示板に感想や質問を書いてもらう(他の人の感想や質問にコメントを送るのもOK)掲示板でよく話し合ってから、当日は座談会がメインとなる方式に変わりました。

 

この方式は画期的でした。

 

各地で開かれるほとんどのご法話が、聞くのがメインで質問や座談が物足りないのではないでしょうか?それが事前にご法話聴聞して掲示板で話し合い、当日はそれらの内容をさらに深めて話し合うことができるのです。

 

光雲先生はご法話を聞く以上に、私たちが思いを出していくことが大切だといつも仰っています。コップの水が一杯だとそこに水が入る余地はありません。同じように自分の思いが一杯だと、仏様の思いが入る余地がないのです。だから自分の思いはどんどん出して行った方がいいということなのです。

 

また、思いを出しやすいような環境作りにも心を配っています。グループが攻撃的で批判的で何か発言すれば厳しく追及されるような場であったらどうでしょう?こんなこと言ったら怒られるかな?バカにされるんじゃないか?そんな思いが先行して言いたいことも言えなくなります。そして怒られない、批判されないようなことしか言わなくなってしまうのです。

 

光雲先生や龍雲先生はどんな変な質問をしても怒るようなことはありません。ちゃんと聞いて「○○さんは今そういうお気持ちなんですね」と寄り添ってくださいます。だから恐れたり遠慮することなく思いを出すことができるのです。

 

これらは真宗カウンセリングという手法を取り入れたもので、光雲先生の先生である西光義敞先生が始めたものです。それをこのグループでは最大限に活かしています。

 

また、メンバーの人達にも聞き上手になれるコツを教えて下さいます。「私は聴聞する側だから必要ないよ」と思う方もいるかも知れませんが、実践してみるとこれは聞法する上でとても必要なスキルだと気付きます。

 

まず、グループ全体の聞くスキルが上がるので、とても話しやすい場になります。そして相手の思いを聞くことで、自分にもそんな思いがあるぞという気付きが出てきます。相手に共感して話を聞くスキルは夫婦、家族、友人や職場でも活用出来ますから、信頼度も上がりモテるようになります(たぶん)

 

ズームを活用したご法話会は、グループ全体をどんどん成長させていくように思いました。