あくあゆ日記

浄土真宗の聞法をする一般人の日常

日本一大きい湖のほとりで合宿を終えて

2泊3日の合宿は無事に終了して、日常生活に戻りました。今朝はふんわりとした気だるさが残っていましたが、それも薄れてきました。

 

ただ、合宿で過ごした濃厚な時間が仕事をしている時に何度も反芻されていました。頭の中で繰り返される感じですね。

 

最終日は最初にミニカウンセリングを実施しました。アミダサンガ18では西光義敞先生が始められた真宗カウンセリングを取り入れています。すごく簡単に言ってしまうと、自分の思いで一杯な心だとなかなか阿弥陀様の声が入ってこない。そこで聞法する人の話を聞いて受け止めてあげる。そうすることで、聞法する人は自分の思いを出せるから心にすき間ができる。阿弥陀様の声が入って来やすくなるということです。このカウンセリングの手法は日常生活にもとても役に立ち、何よりもモテると光雲先生は笑いながら仰っていました。

 

ふた組に分かれて、まず話し手が15分好きなことを喋ります。聞き手はうなずきながら話を聞き、相手の感情に対してリピートします。相手が「辛かった」と言ったら「辛かったんですね」という感じです。15分経ったら途中でも話を終了して、聞き手が5分聞いてみた感想を話します。その後、話し手も話してみた感想を5分話して、聞き手と話し手をチェンジして同じことを繰り返します。

 

これをやってみるとわかるのですが、相手の話を最後まで聞くということを普段なかなかできていないことに気付きます。そして相手に話をしっかりと聞いてもらい、感情をリピートしてもらうことは「ああ、ちゃんと聞いてもらっているんだな」という満足感があり、気持ちが軽くなるのが分かります。相手の話を聞けるようになるんだなと思いました。

 

昼食をはさんで午後はふた組に分かれて座談会をしました。ひと組7名で話すと、とても濃い話し合いになりますね。改めて気付くことや、ここが分からないというところをじっくりと聞いてもらってとても充実した座談になりました。

 

最後に全体で集まって座談…でしたが、残念ながら私は時間の都合でここまでの参加になりました。先生や皆さんとの別れを惜しみながら帰途につきました。

 

今回の合宿では、いろいろなことが印象に残っているのですが、実は最終日の午後の座談が一番印象に残っているので、また改めて書いてみたいと思います。