あくあゆ日記

浄土真宗の聞法をする一般人の日常

聞法する上で大切なこと

光雲先生の聞法グループで、聞く以上に自分の思いを出していくことが大切なことだと教わりました。先生は「思いを放す」と表現しています。思いを放すことでこんがらがった心の糸がほぐれていきますし、コップ一杯になっているの自分の思いを放すことで、仏様の願いが入るスキマが出来てくるのです。

 

それからこのグループでは「信心獲得した」という言葉を使いません。「心境の変化」という言葉を使います。それは、一度信心獲得したと公言してしまうと、あとでどうやらそうではなかったという時になかなか訂正出来なかったり、間違いが恥ずかしくて聞法をやめてしまう方が出てくるからなのです。心境に変化があったからといって油断せずに聞法を続けることは、とても大切なことなのです。また、心境が変わったからと言っていきなり妙好人のような心境になるというものではありません。やはり聞法を続けていくことで味わいも深まっていくものなのです。ダイヤモンドも原石のままでは輝きませんが、磨けば磨くぼど輝くようになるのです。

 


また、聞法は勉強ではありません。先生の仰ることを一生懸命メモしていると、見落としてしまうことが出てくるかも知れません。それは「思い」です。先生がどんな思いで話して下さっているのか、仏様はどんな思いを私に届けてくれているのか、それを受け止める場なのです。

 

こういったことを教えて頂きながら、グループ全体が少しずつ成長していく様子をリアルタイムで見させて頂きました。心境が変わられた方も次々に出てこられました。