あくあゆ日記

浄土真宗の聞法をする一般人の日常

聞法道場でのワーク

仏教では口で言ったこと、体で行ったことはもちろん、心で思った悪いことも悪業としてカウントされます。また、全ての生きとし生けるものの生命は平等だと考えますので、魚や肉を食べることと人間を殺すことは同じ殺生罪となります。「アイツ、殺してやる!」と思うだけでも殺生罪と、大変厳しくみていくのです。

 

まず、生起の部分を掘り下げていくワークに取り組みました。自分が行ったり言ったり思った悪いことをメモに書き出していきます。殺生の他にも他の人のものを欲しがったり、嘘を言ったり、欲深かったり、怒ったり、愚痴を言ったり…そう言ったことを細かく書き出していきました。もちろん、先生や他の方に見せられないことは無理に書かなくても大丈夫です。このような悪業は悪因となり、やがて悪果として自分に返ってきます。

 

そして、たくさん書き出した項目を提出すると、それらを大きな丸で囲んで、そこに「お目当て」と書いてくださいと先生が仰いました。

 

そう、それらの悪業は全て阿弥陀仏のお目当て、それらの悪業を止めることが出来ない私達のために法藏菩薩となって永遠と言えるほどの長い期間、どうやったら救えるのか考えられ、それよりもさらに長い期間ご修行して南無阿弥陀仏を完成させたのです。

 

自分がどれだけ悪業を作り続けているのかみていくこと、そしてその悪業こそが私を救う阿弥陀仏のお目当てだとワークを通して学んでいきました。